西郷真央と吉田優利が突破!馬場咲希は残念! USLPGA「Q-school」とは? JLPGA「QT」との違いを説明

女子プロゴルフ
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JLPGAのQT( Qualifying Tournament)もUSLPGAのQ-school(Qualifying-School)も来季ツアーへの出場資格をかけたトーナメントです。

大きな違いは、JLPGAのQTはJLPGAの会員にのみ受験資格があり、シードを持たない選手が来季ツアーへの出場優先順位を決めるトーナメントなのに対して、USLPGAのQ-schoolは会員以外も受験可能なツアーメンバーの資格をかけた戦いです。

JLPGAのQTがシーズン終了後に2週連続144ホールで開催さるのに比べてUSLPGAのQ-schoolはシーズン途中から始まり、8月~12月まで3ステージ252ホールの長丁場になります。

USLPGA Q-school

USLPGAのQ-schoolは、プロアマ問わず、ワールド・ハンディキャップ・システム・インデックス4.0以下であればステージ1に出場可能、翌年1月1日時点で17歳以上がステージ2まで出場可能です。さらに翌年1月1日時点で18歳以上であれば最終ステージまで進出できます。

但し、432名の定員があり応募が多い場合はEPSONツアーメンバー(下部ツアー)や世界ランキング上位者が優先されます。また、最終ステージ進出のためにはプロになっている必要があります。*年齢の足りない選手やトランスジェンダーの選手にも出場の道は残されています。

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2023年Q-school実施概要は?

Q-schoolステージ1 日本からも7名が参戦!5名が通過!!

Q-schoolステージ1にはステージ2への出場資格を持たないプロやアマチュアが出場します。
指定期日の賞金ランキングが125位タイ以下のEPSONツアーメンバーや、エントリー締切日のロレックス世界ランキングで401位以下の選手が該当します。

2023年は8月28日~9月1日の4日間72ホールの日程で、3コースを使って行われました。ここを95位タイで通過すると10月に行われるステージ2に出場できます。

日本から 山口すず夏、山路晶、谷田侑里香、伊藤真利奈、長野未折、森はな、大久保有穂の7名が参戦、山口すず夏は15アンダーの1位で通過、山路晶、谷田侑里香、長野未折はイーブンパー70位タイ、伊藤真利奈は1オーバー89位タイでステージ2に駒を進めました。

ステージ1通過者の横顔

山口すず夏 

2000年8月生まれ神奈川県出身。「2015年全米女子オープン」出場。2018年最終Q-shool(Qシリーズ)36位で2019年高校生ながらUSLPGAツアーに参戦。2023年JLPGAプロテスト2次は通過中。

山路晶 

1998年9月生まれ宮城県出身。2019年のJLPGAプロテストに合格して、2023年はQTランキング47位→リランキング61で参戦中.平均飛距離250ヤードのドライバーが魅力。

谷田侑里香 

1999年3月生まれ神奈川県出身。ミシガン州立大学を卒業して2022年のJLPGAプロテストは2次で敗退。2023年プロテストは1次は通過しましたが、2次で1打足りずに敗退しました。

伊藤真利奈 

1999年2月生まれ北海道出身。いわゆる黄金世代ですがJLPGAプロテストには合格していません。2022年は最終プロテストで敗退、2023年は2次で敗退しました。

長野未折(アマチュア) 

2000年12月生まれ東京都出身。2016年の畑岡奈紗がアマチュアで制した「日本女子オープン」3日目を終わって高1ながら単独首位に立った選手です。アメリカのセミノール州立大学からオレゴン大に進み、2023年の「全米女子オープン」にも出場しました。

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USLPGAのQ-schoolステージ2 原英莉花と馬場咲希選手が出場予定!

Q-schoolステージ2は10月17~20日の日程で開催され、ステージ1を通過した選手の他に、以下のカテゴリーをクリアしている選手が参戦します。

2023年のステージ2参戦資格

Q-schoolステージ2は10月17~20日の日程で開催され、ステージ1を通過した選手の他に、以下のカテゴリーをクリアしている選手が参戦します。

2023年のステージ2参戦資格

8月15日時点の世界ランキング400位以内、指定期日におけるEPSONツアー賞金ランキング125位以内やLPGAツアーメンバーでポイントランキング150位未満の選手など。また、アマチュアでは8月15日時点の世界アマチュアゴルフランキング1位~5位の選手にも。

ここで72ホールを完走すれば、2024年シーズンのEPSONツアーメンバーを取得します。Qシリーズに進める人数は、ステージ2開始直前まで分かりません。

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原英莉花とアマチュアの馬場咲希が参加を表明

日本からは、世界ランキング400位以内の資格で原英莉花とアマチュアの馬場咲希選手とが参加を表明しました。加えてツアーメンバーの上原彩子も参戦予定です。

10月20日ステージ2が終了原英莉花は失格、馬場咲希選手は最終戦へ進出

10月20日ステージ2が終わり、4日間2アンダー30位タイまでの41名が合格を果たしました。日本からは8名の選手が出場しましたが、ステージ2をクリアできたのはアマチュアの馬場咲希選手一人という寂しい結果に。3日目を終わって合格圏内につけていた原英莉花はスコア誤記で失格に終わっています。

馬場咲希選手は11月30日~12月5日の6日間108ホールストロークプレーで行われる最終戦「Qシリーズ」に参戦予定。日本選手のQ-schoolステージ2成績は以下のとおりです。

馬場咲希-5 15位タイ 長野未折(アマチュア)イーブン 48位タイ 谷田侑里香+2 72位タイ
山路晶+5 95位タイ 上原彩子+6 104位タイ 伊藤真利奈+9 133位タイ 山口すず夏+14 158位タイ 

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Q-school最終ステージ「Qシリーズ」西郷真央と吉田優利が突破

12月6日108ホールストロークプレーによるQシリーズが終わりました。Q-schoolの最終ステージであるQシリーズへの参戦者は104名。日本から参戦の西郷真央は2位タイ、吉田優利は7位タイ、馬場咲希は62位タイの成績でした。

この結果、西郷真央と吉田優利が2024年シーズンUSLPGAのツアーライセンスを獲得。出場カテゴリー14でリシャッフルまでの大部分の試合に出場できる見込みです。一方の馬場咲希は下部ツアー(エプソンツアー)の出場資格は手にしましたが、日本でもステップ・アップ・ツアーには出場できるため、どうするかは気になるところです。

リシャッフルに関してはこちらで詳しく説明しています。

Q-schoolステージ3が最終ステージのQシリーズです。日程は11月30日~12月5日の6日間108ホールストロークプレー。かなり過酷な競技日程ですが、昨年までは2つのゴルフ場を使った8日間144ホールで行っていました。6日間になったことで、1つのゴルフ場で済ませることができます。

2023年Qシリーズ参戦資格

ここにはステージ2を勝ち抜いた人数に加え、LPGAツアーメンバーでポイントランキング101~150位の選手(80位まではシード、81~100位までは出場カテゴリー11でQシリーズトップ20の出場カテゴリー14より上位)、EPSONツアー賞金ランキング11~35位タイまでの選手、LET(ヨーロッパツアー)ランキング10位までの選手、エントリー締め切りの10月10日時点で世界ランキング75位までの選手が加わります。

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上位45位タイまでが2024年LPGAツアーメンバーの資格を獲得

Qシリーズ終了後、上位20位タイまでの選手はカテゴリー14の2024年LPGAツアーのステータスを獲得し、45位タイまでの選手はカテゴリー15の2024年LPGAツアーのステータスと、カテゴリーCの2024年エプソンツアーのステータスを獲得します。上位 45 位タイ以外で終了したプレーヤーは、2024 年のエプソン ツアーのステータスを獲得します。

西郷真央&吉田優利が参戦を表明

日本からは世界ランキング75位以内の資格で西郷真央と吉田優利が参戦を表明しています。

JLPGA QT(Qualifying Tournament)

JLPGAでは、2019年~2021年と段階的にQT規約を変更。これにより、QTへの参加資格が、2018年までの「原則としてQT開催年度4月1日時点で満18歳以上の女子(出生時)」から、2021年は「ティーチングプロフェッショナル会員を含むJLPGA会員」と「当該年度JLPGA最終プロテスト合格者」になり、QTのステージも2018年までの4ステージから、2ステージに変更されました。

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2023年QT実施概要は?

2023年も1STステージ72ホールとFinalステージ72ホールで行われます。11月末~12月初めに開催される、2週間144ホールの激戦です。

1STステージ

1STステージは11月21日(火)~24日(金)の4日間72ホールのストロークプレーで、ABCの3地区一斉に行われます。出場資格は、JLPGAツアーの競技優勝1回以上か7月に開催された「JLPGAティーチングプロ競技会」上位15名と2023年度JLPGA最終プロテスト合格者。

レギュラーツアー最終戦「第42回大王製紙エリエールレディスオープン」の最終日が11月19日のため、ここで勝負をかけた選手にとってはかなりタイトな日程ですね。

1STステージを突破すればFinalステージへと進めるのですが、Finalステージの定員が基本96名と決まっているため、1STステージの合格者はFinalステージへの出場権を持っている選手数によって変わってきます。

2022年実績では、3会場合わせて273名が参加して合格者は59名でした。各会場の合格数は会場毎の受験者数によって割り振られ、それぞれの会場で発表されます。2023年の1STステージは以下の3会場が予定されています。

A地区 埼玉県「こだまゴルフクラブ」
B地区 静岡県「裾野カンツリー倶楽部」
C地区 岡山県「山陽ゴルフ倶楽部」

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Finalステージ

Finalステージは11月28日~12月1日の日程で、静岡県「葛城ゴルフ倶楽部 宇刈C」を舞台に72ホールストロークプレーで行われます。参加者は1STステージからの進出者の他に、以下のカテゴリーに属した選手がFinalステージから出場が可能です。

・2023年度のシード保有者で、シード権を失った選手。
・2023年度「大王製紙エリエールレディスオープン」終了時点のメルセデスランキング56~70位の選手。(51~55位は来季前半戦の出場権が与えられます。)
・2023年度トーナメント特別保障制度適用者で、翌年度のシード権を獲得できなかった選手。
・2023年度ステップ・アップ・ツアーの優勝者。
・2023年度ステップ・アップ・ツアー賞金ランキング3~10位の選手。(1位と2位には来季前半戦の出場権が与えられます。)
・2023年度JLPGA最終プロテスト第1位。

Finalステージの成績に従って来季QTランキングが作成され、来季前半戦の出場優先順位が決まります。順位にはタイはなく、同スコアの場合はカウントバックにより順位が決定します。こうして決まった出場優先順位は来季リランキングまでの前半戦のみ有効で、リランキングで順位の入れ替えが行われます。

リランキングに関してはこちらで詳しく説明しています。

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