LPGAの出場優先順位とリシャッフル!日本選手を中心に解説

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アメリカ女子プロゴルフツアー(LPGA)の2026年シーズンも開幕。日本選手はEPSONツアーから昇格の原英莉花と最終QTを勝ち抜いた櫻井心那が加わって総勢15名の大所帯になります。

そこで気になるのが新規加入選手やカテゴリー下位選手の出場可能試合。シーズン初めの出場優先順位や途中実施されるリシャッフルを説明します。

USLPGAの出場優先リストとリシャッフル

USLPGAのリシャッフルは例年5月と7月の2回、CMEポイントを基に行われます。日本と違いシード選手も含めたポイントで争われ、ランキング80位がボーダーライン。1回目のリシャッフルでCMEポイント80位以内に入れれば、2回目のリシャッフルまでの優先順位が格段に上がります。

CMEポイントとは

USLPGAの各試合ごとに順位に応じて与えられるポイントがCMEポイントです。配分方法に違いはありますが、日本のLPGAで採用されているメルセデスポイントとほぼ同じシステムです。通常試合の1位には500ポイントが与えられ、2位320ポイント、3位230ポイント、10位75、20位45、50位7.5ポイントとなり、メジャーは30%増しになります。

このポイントを基に出場優先リストやリシャッフルが作成されています。シーズン前に作成されるLPGAのPriority List(優先リスト)は前年度のCMEポイント基に作成され、上位80位までがシード選手として、年間優先順位の上位のポジションを確保します。

リシャッフルには当該年度のCMEポイントが採用されます。シード選手も含めた全体のシーズンCMEランキングで比較され、上位80位に入れると出場優先リストで上位のカテゴリーにランクアップできるシステムです。

それでは、USLPGAの優先リストを見ておきましょう。優先リストカテゴリーは20項目ありますが、リシャッフルの対象になるのは、カテゴリー9以降の選手たち。日本選手ではEPSONツアーから昇格の原英莉花と最終QTを勝ち抜いた櫻井心那に、2025年シードを落とし最終QT挑戦した渋野日向子と西村優菜も対象です。

LPGAのPriority List(優先リスト)

シード選手 

1. 2025年CME GLOBE ポイント80位までのメンバーと医療、産休、家族休暇などの適用者。

2026年はポイント80位までの選手と休暇適用者合わせて91名がリストアップされました。休暇適用者が復帰するため優先順位はポイント順位と同じにはなりませんが、ほぼ同じ順位でランキングされます。

日本選手では山下美夢有が最上位で2位、以下竹田麗央4位、畑岡奈採9位、西郷真央12位、岩井明愛13位、岩井千怜(Chizzy Iwaiで登録)15位、勝みなみ18位、古江彩佳24位、馬場咲希71位、吉田優利82位でランキングされています。

2. キャリアマネートップ20

生涯獲得賞金額上位20位までの選手で、希望した者。
ここは対象者なしです。

3. 過去5シーズンのメジャー優勝者

ここには昨シーズンCME GLOBE ポイント132位でシードを落とした笹生優花が92位でランキング。

4. 過去2シーズンの優勝者

ここには昨シーズンCME GLOBE ポイント84位でトップ80を逃がしたローズ・チャンなど4名が、97位~100位でランキングされています。

5. 過去3シーズンで同一シーズン複数回の優勝
6. 過去4シーズンで同一シーズン3回以上優勝

5.6のカテゴリーに登録者はありませんでした。


7. 2023年または2024年シーズンに非会員で優勝して、会員登録をした選手

ここはロッテ選手権を制した韓国選手ファン・ユミンが101位でランキング。

8. カテゴリー9以降の選手で1回目のリシャッフル対象試合後のCME GLOBE ポイント80位までの選手

このカテゴリーは1回目のリシャッフル後に有効になります。これまでのカテゴリーから大幅なランキングアップになるため、1回目のリシャッフルまでにCME GLOBE ポイント80位以内に入ることが最初の目標。ここに入るとほとんどの試合に出場できます。1回目、2回目それぞれのリシャッフルで更新されます。

5月3日メキシコ・リビエラマヤオープンが終了。1回目のリシャッフルが実施されました。日本選手のリシャッフル対象者は、原英莉花、櫻井心那、渋野日向子、西村優菜の4名でしたがカテゴリー8に昇格できたのは原英莉花一人のみ

CME GLOBE ポイント44位に入り、優先順位はこれまでの108位から102位に順位を上げています。

リシャッフル対象選手

ここからは準シード扱いリシャッフル対象カテゴリーです。

9. 2025年EPSONツアー賞金ランキングトップ10の選手

メディカル含む102位~114位までの13名がランキングされています。

EPSONツアーランキング5位の原英莉花は優先順位108位でランキング。→1回目リシャッフル後102位にジャンプアップ→2回目リシャッフル後101位でした。

10. 2025年シーズン非会員で獲得したポイントがCME GLOBE ポイント60位相当以上の選手

ただし、ポイント獲得試合は予選カットのある大会に限り、2026年は会員になっている必要があります。
このカテゴリーの該当者はありませんでした。

11. 2024年シーズンCME GLOBE ポイント81位~100位までのメンバー

144名の大会が多いので、人数が制限されるアジア開催以外はほとんどの試合に参戦できます。
昨シーズン80位以内に入れなくても他カテゴリーの資格を持つ選手もいて、115位~131位までの17名がランキングされています。

12. キャリアマネートップ40

生涯獲得賞金額上位40位までの選手で、希望した者。
該当者なし

13. LEAP(LPGA Elite Amateur Pathway)

2025年よりエリートアマチュアのために新設されたカテゴリーです。指定の期間までに規定ポイントを獲得して、他の要件も満たせば本人の希望で優先順位が与えられます。

14.リシャッフル後のCME GLOBE ポイント81位以下でポイントを獲得した対象者

リシャッフル後に有効になるカテゴリー。ここは、リシャッフルCME GLOBE ポイント80位に入れなかったカテゴリー9以降の選手がポイント順にランキングされます。

5月3日メキシコ・リビエラマヤオープン終了後リシャッフルが実施され、今季ポイント順に優先順位が組み替えられました。2回目のリシャッフルも終わって今季の優先順位が決まりました(秋のアジアシリーズはFM 選手権終了時点のランク順で決まる)。

渋野日向子が163位→171位→141位、西村優菜が160位→150位→151位、櫻井心那は144位→161位→181位となっています。

後半戦のスケジュールは以下のとおりです。

2026年後半LPGAスケジュール
開催初日トーナメント開催地出場者数
8月27日FM Championshipマサチューセッツ州144
9月11日Solheim Cupオランダ
9月25日Walmart NW Arkansas
Championship
アーカンソー州144
10月1日LOTTE Championshipハワイ州オアフ島120
10月15日Buick LPGA Shanghai中国62/81
10月22日BMW Ladies Championship韓国68/84
10月29日Maybank Championshipマレーシア68/78
11月5日Toto Japan Classic日本43/78
11月12日The ANNIKA drivenフロリダ州108
11月19日CME Group Tour Championshipフロリダ州 60
アジアシリーズの出場者数はLPGAメンバー数/出場総数

15. 2025年Qシリーズトップ25

2025年のQシリーズ1位が全体順位132位です。メディカルを含んだ132位~163位までの32名がランキングされており、Qスクール12位通過の櫻井心那が144位、28位通過の西村優菜が160位、31位通過の渋野日向子が163位にランキングされています。

16. 2025年シーズンCME GLOBE ポイント101位~125位までのメンバー&EPSONツアー11位~15位

ここには164位~183位までの20名がランキングされています。

17. 過去21シーズン以内のメンバーとしてのトーナメント優勝者

184位アニカ・ソレンスタム 、185位カリー・ウェッブ、198位宮里藍などそうそうたる名前が並んでいます。
ランキング184位~255位までの72名が登録されています。

18. 過去22シーズン以前のトーナメント優勝者

256位~374位までの119名がランキングされています。

19. 2025年シーズンCME GLOBE ポイント126位~150位までのメンバー

375位~390位の16名がランキングされています。

20.Class A

ここまでに入らなかった会員のみなさん。ここまでの獲得賞金によって決まります。391位~569位がランキングされています。上原彩子は405位です。

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リシャッフル対象選手の出場はどうなる

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2026年シーズンは過去2年間の優勝者のみ出場可能な1月29日開幕の「ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で始まります。

その後は出場者数が限定されるアジアシリーズに舞台が移り、タイ、シンガポール、中国と転戦して3月19日開幕の「ファウンダーズカップ」からフルフィールドでアメリカ本土の大会が開催されるスケジュールです。

2025年は馬場咲希が優先順位163位でたまたま渋野日向子と同じでした。馬場咲希の実績を参考にすると、アジアシリーズでも比較的出場数の多い(108名)中国の「ブルーベイLPGA」には出場可能と思われます。

通常、リシャッフルはフルフィールドでの6戦目に設定されることが多いので、そこまでにポイントを稼ぐ必要があります。

JLPGAリランキングとUSLPGAリシャッフルの違い

JLPGAが運用しているメルセデスランキングもLPGAが採用しているCME GLOBE ポイントもシード選手、リランキングまたはリシャッフル対象者を含めてのランキングシステムです。

違う点といえば、リランキングがリランキング対象者のみで行われるのに対して、リシャッフルはシード選手も合わせたランキングが対象になります。CME GLOBE ポイント80位に入れなければカテゴリーは上がらず、優先順位はさらに後退するのです。

リランキングにしろリシャッフルにしろ、失敗すれば職場を失う可能性も。厳しい世界であることに変わりはありません。

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